2025年12月 鎌倉の報国寺で、とある美食イベントが開催された。
開催の前日、報道陣にその内容の一部が特別に公開された。
入口から境内を歩いていくと、ある和服の女性が待っていた
女性は、われわれを境内の竹やぶのある場所へ案内してくれた。
女性に言われるまま、われわれは竹林のいすのある場所へ座った。


いすに座ると、われわれは暖かい飲み物をもらった。
ただのお湯だったが、季節は12月、温かさが体にしみわたる。
報国寺は別名 竹寺(たけでら)と呼ばれるくらい、竹林が有名なのは知っていた。
だがいまここにいる竹林は、たしかに美しいけど、それと同じくらい不気味でもある。

竹林で不思議な体験をしたあと、女性はわれわれを、とある洞窟内のほこらへと案内してくれた。話によると、報国寺はもともと室町時代の武将 足利家をとむらうために建てられたお寺だそうだ。


ほこらを見学したあと、われわれは屋内のお座敷に案内された。そこで料理をもてなしてくれるらしい。
ふと天井をみると、2本引きの家紋が描かれた灯ろうがぶら下がっていた。おそらく足利家の家紋だろう。

料理を味わっている最中、境内を案内してくれた女性が再び現れた。
そして昭和の文豪 川端康成について語ってくれた。川端は鎌倉の報国寺にゆかりを持っていたらしい。
生前 川端が使っていたふみ机を持ってきてくれた。

食事のあと、先ほどの女性がふたたび現れて、となりの建屋へと案内してくれた。
そして灯かりのともった、障子の向こう側の部屋へ行くよう、案内された。
障子の向こう側には、なんとも表現しがたい、幽玄の世界がひろがっていた

肝心の美食イベントで提供される食事。後日、一部だけ公開が許可された。(画像提供 株式会社JTB)
日時 2025年12月12日
場所 報国寺(神奈川県鎌倉市)
ご協力 株式会社 JTB 様
