
横浜の市立図書館は、東京都区内の区立図書館ほど頻繁にあるわけではなく、本を借りるには長い距離を移動しなければいけない。しかし蔵書数、とりわけ本のタイトル数に関しては、区立図書館なんか足元にも及ばないほど充実している。
横浜の市立図書館は、レアな図書の宝庫なのだ。
以下、東京の区立図書館ではまず置いてないような、レアな本の数々を紹介する。

横浜市立図書館の特筆すべき点は、 30年以上前、昭和・平成初期の時代の本が平気で置かれていることだ。保存志向が強いのかもしれない。古本好きにとってはまさにパラダイスといえる。
写真は35年以上前の地球の歩き方。日本人がバブルを謳歌(おうか)していた時代の旅行ガイドブックだ。

置いてある本は、バブル時代の本にとどまらない。復刻版にはなるけれど、なんと戦前の時刻表まで置いてある。昭和10年(1935年)の時刻表だ。

時刻表には付録の地図があって、こちらもきちんと同封されている。
戦前の時刻表だけあって、大日本帝国の勢力圏だったサハリン南部や台湾、朝鮮半島や中国東北部の地図や時刻表も載っている。
当時、最新鋭だった、特急あじあ号の時刻表や、南満州鉄道の広告もある。

横浜市立図書館のありがたいところは、単に昔の本を置いてあるだけでなく、当時にしても今にしても賛否が分かれるような、とがった内容の本もきちんと保存していることだ。
写真家 荒木経惟(あらき よしのぶ)氏の写真集。彼は昭和から平成にかけて、とがった内容の写真集をたくさん出版しているけれど、たいていの図書館にはごく一部しか置いてない。
だが横浜市立図書館は、なんと150冊近くも置いてある。

かつて新潮社が出していた写真週刊誌 FOCUS。 1981年創刊。のちの写真週刊誌ブームの草分け的存在でもあった。このように昔の書籍のみならず、昔の雑誌まで保存してある。まるで神保町の古本屋街から本を借りている気分になる。
古本好きにとってはまさにパラダイスだ。

ここ最近(2026年)、横浜市立図書館では、ご自由にお持ち帰りできる本も登場し始めた。一人一日1回10冊までお持ち帰りできる。
人気のない本ばかりかと思いきや、およそ20年前に大ヒットした電車男の本も置いてある。
横浜市立図書館の蔵書検索のページ
再利用度 ★★★
