韓国では、本場韓国の家庭料理店 オボンジップ(漢字表記=五福家、ハングル表記=오봉집)が有名だそうだ。チェーン展開もしている。
2024年12月19日 東京・JR神田駅から徒歩1分のところに日本初店舗を構える。
店内も韓国式だという。椅子は荷物が収納できるようになっていて、お箸とスプーンはテーブルに引き出しがあって、その中に収納されている。
トングや料理を切り分けるためのはさみ、そしてごま油がテーブルの上に用意されている。
おすすめ料理はオボンスペシャルということで、オボンスペシャルをお願いすることにする。2~3人前のメニューだそうだ。本場韓国人がもっとも注文するメニューだという。
注文すると、お店のポスターとは全く違ったメニューが運ばれてくる。
店いわく、これはオボンスペシャルの前菜だそうで、特大サイズのお盆にどんぶりに入ったわかめスープ、周りには時計回りに韓国のり、もやし、コチュジャンのような味噌、インゲンみたいな青唐辛子(とても辛い)とにんにく、もやし、きゅうり、油揚げのような各小皿料理、アミの塩辛、そして冷ややっこがでんと運ばれてくる。
うれしい誤算だが、前菜だけでも量が多い。2~3人前は韓国の基準でだという。日本の2~3人前よりも多そうだ。
各小皿料理と冷ややっこはそのまま食べて、残りのおかずはこれから運ばれてくる料理で使うという。
料理を作っているところを特別に見せてもらう。
テナガダコの炒め(ナックチポックン)を作っているところ。ものすごい火柱をあげて、ナックチポックンが作られてゆく。
ナックチポックンが大きなお皿にのって出てきた。テナガダコがゴロンと入っていて、備え付けのはさみで切って食べる。
見慣れない料理ではあるけれど、味はなかなかいける。
ナックチポックンは全部食べずにわざと残して、ごはんと一緒にして食べてもおいしいという。さっそくやってみることにした。
ごはんの上にナックチポックンをかけて、先ほど出されたもやしとのりを入れて、備え付けのゴマ油を足して、ビビンバのようにかき混ぜて食べる
見てくれは良くないけれど、これはこれで美味だ。まさに本場韓国の家庭料理を味わっている気分にさせてくれる。
ポッサムと呼ばれる豚肉とキムチが出てきた。キムチは豪快にゴロンと入っていて、これも備え付けのはさみで切って、豚肉と一緒に食べる。
先ほど出されたアミの塩辛、味噌、青唐辛子、にんにくが、味変用に使えそうだ。
韓国風のまぜそば マッククスが出てきた。
それにしても韓国の家庭料理は色彩豊かだ。赤、緑、黄色、白、黒の食材が、きれいにちりばめられている。
だがこれも、ビビンバのようにしてかき混ぜて食べるという。なんと手でかき混ぜて食べるそうだ。そのための手袋も、きちんと用意されている。
実際に手でかき混ぜて食べてみる。これも見てくれは良くないけれど、これはこれでなかなかの美味である。
ガチ中華ならぬ、ガチの韓国料理店に来た気分になる。これまでの韓国料理に物足りなさを感じている人にとっては、おすすめの店である。
オープン日 2024年12月19日
〒101-0047 東京都千代田区内神田3丁目17−9 UD多町一丁目ビル 1F・2F
ご協力 株式会社食空間研究所 様