
東京都内で新感覚美術館を2館運営しているチームラボは、茨城県北部・沿岸地域にあらたな野外鑑賞型の新感覚美術館を開館した

この野外型新感覚美術館 幽谷隠田跡は、日が沈み切った夜の数時間だけ開かれる

深い森をキャンバスにして、幻想的な作品が次々と現れる。
鑑賞ルートはもろにハイキングコースになっているので、軽登山の格好で来た方がいい。それだけ野趣あふれる場所である。
深い森を抜けると、少し開けた場所に出る。
隠田跡という、かつて隠田(江戸時代、年貢から逃れるために隠れて作った田んぼ)だった場所が、ひとつの作品になっている。

隠田のなかには、隠れた通路があって、直接足を踏み入れて作品を眺めることができる。ただし、靴と靴下がびしょぬれになることを覚悟しないといけない。
夜にしか開かない美術館を遠方から日帰りで行くのは、正直大変だ。
そのためか本美術館のとなりには、グランピングの施設がある。

しゃれた作りのコテージもある

温浴施設もちゃんと備わっている。湯船のお湯は温泉になっている。
焚火エリアもある。AIだのDXだのとデジタル時代がもてはやされている今日このごろ、この原始的な焚火の炎を見ていると、なぜかいやされたような気分になる。
【注意】 焚火の周りの石の上に乗ると大変危険なので、決して乗らないこと。最悪よろけて焚火の中に身を投げ入れることになる。
オープン日 2024年9月30日
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ご協力 チームラボ 様